1903年フランスのオーギュスト・ペレがパリの「フランクリン街のアパート」で、コンクリートの打放し仕上げを初めて試みました。
102年経つ現在も、パリ市内シャイヨー宮の裏手に現在も建っている。
アール・ヌーボーのデザインと美しい花ビラ状タイルとともにコンクリート面が多少汚れはしているが、周囲の石造りのアパートと比べても見劣りしない堅固さを誇っている。
英国のポルトランド・セメントのの発明者、ジョセフ・アスプディンが目指した石材に変わるものとしてのコンクリートが、そこにはある。これを思うとき、日本の打放しコンクリートがたどった運命は悲惨というほかならない。
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